スコッチの王様「ジョニーウォーカー」
何といっても「ジョニーウォーカー」、イギリス王室御用達の伝統的銘柄です。
1820年に誕生した「ジョニーウォーカー」はスコッチウイスキーの銘柄の代表格です。
ジョン・ウォーカーさんが紅茶のブレンディングから着想を得て発明したブレンデットウイスキーは、そのハイクオリティさで世界120か国で親しまれるようになり、やがて「ジョニーウォーカー」という名前がつきました。
そして、英国王室御用達になったのは1934年のことです。スコッチウイスキーで最も偉大な銘柄であると言えるかもしれません。
シングルモルトのロールスロイス「ザ・マッカラン」
ジョニーウォーカーがブレンデットウイスキーの王様なら、シングルモルトのロールスロイスが「ザ・マッカラン」です。
そして、シングルモルト(一つの蒸留所の原酒のみできたウイスキー)においては「ザ・マッカラン」が最も有名です。
ザ・マッカランは「スペイサイド」という土地から生まれるウイスキーです(スペイサイドはスコッチウイスキーの六大生産地のうちでも一番大きいです)。
このザ・マッカランは「シングルモルトのロールスロイス」と呼ばれるほどにクオリティが高いです。「ザ・マッカラン蒸留所」は18世紀に誕生し、今なおウイスキーを生み出し続けています。
ザ・スコッチ「バランタイン」
スコッチウイスキーの代名詞と言えば、バランタイン。
ウイスキーの代名詞と言われているのがスコッチウイスキーであり、そのスコッチウイスキーの中では「バランタイン」が代表格であると言えるでしょう。「ザ・スコッチ」とも呼ばれるほどです。
40を超える原酒をスコットランド全土から厳選し、最高の比率で混ぜて作ります。創業者のジョージ・バランタインさんのブレンドテクノロジーと思想が、現在の作り手にも継承されており、今なお向上しています。
最も愛されている「グレンモーレンジー」
スコットランドで一番親しまれている銘柄。
世界中のウイスキーファンがスコッチウイスキーを飲んでいますが、スコットランドで一番親しまれている銘柄は「グレンモーレンジー」というシングルモルトです。グレンモーレンジーはスコットランド北部のハイランドの名産です。
仕込み水や大麦麦芽などには100パーセントスコットランドのものを使っています。
これらを首の長いユニークな蒸留器によって蒸留して、何タイプかのタルを使って「追加熟成」して、なめらかでまろやかな風味を作り上げています。
スコッチ初のシングルモルト「グレンフィディック」
スコッチウイスキーで最初の「シングルモルト」。
ブレンデットウイスキーは飲みやすくクセが目立たないため、スコッチウイスキーの人気を高めるための立役者となりました。
そして、最近では蒸留所ごとの個性が見えるシングルモルトの需要が高まってきています。そういったタイプの銘柄としては「グレンフィディック」が先駆者と言えそうです。
「グレンフィディック蒸留所」が、スペイサイドの「鹿ノ谷」に1887年に誕生しました。このグレンフィディック蒸留所はブレンデットウイスキーが大人気だった1963年に「シングルモルト」の名がついたウイスキーを世界で最初にリリースしました。
現在のシングルモルト需要のきっかけになった銘柄であり、ウイスキーファンの中にもグレンフィディックに敬意を持っている人が多いです。
もちろん今回挙げたものの他にも、スコッチウイスキーの代表的な銘柄は数え切れないほど存在します。色々な銘柄を楽しんでみて、お気に入りの銘柄を探してみてはいかがでしょうか。
今では、上記のような有名な銘柄のウィスキーはお酒買取サイトで高額で買い取ってくれることもあるので、家にあるお酒を売って、好みのスコッチウィスキーを手に入れるのもひとつの方法かも知れません。